転職活動において、複数の転職エージェントに同時に登録することには、さまざまなメリットがあります。
良い転職エージェントにあたる可能性が高まる
転職エージェントを使って転職するのであれば、2つ以上のエージェントに登録することが一般的です。
理由のひとつは、転職エージェントのサービスの内容や、担当になったコンサルタントのレベルを比較することで、より自分に合うエージェントと出会える可能性が高まるからです。
また、同じ会社でも残念ながらコンサルタントの実力や経験が異なるので、運悪く経験の浅い担当者にあたってしまった場合のリスクヘッジの意味もあります。
ちなみに、初めて転職エージェントを使う方であれば、低レベルのコンサルタントにあたっても、ひとつのサービスしか利用していない場合、比較のしようがないため、
「転職エージェントのサービスってこんなもんかな?」
と思ってしまう危険性もありますから、それを避けるためにもやはり最低2社には登録しておきたいところです。
多くの求人と出会える可能性がある
転職エージェントの魅力のひとつは多くの非公開求人を持っていることです。
抱えている案件は、その会社によって違うため登録する会社を増やせばその分対象となる求人案件は増えます。
希望により近い求人に出会うためには、やはり一定以上の求人数の母数が必要になりますから、少なくとも1社は大手の転職エージェントに登録すべきでしょう。
複数の目線でのアドバイスを受けることができる
転職エージェントのコンサルタントやアドバイザーからは、面談の場や、その後の応募書類の作成などを通じてさまざまなアドバイスを受けることになります。
そして、コンサルタントによって見る視点や、得意な分野は異なるので、おのずとそのアドバイスもいろいろな角度からの違った内容となり、結果的により客観的に自分自身の強みや弱みが分析でき、応募書類なども誰が見てもレベルの高いものへと近づいていきます。
やたらと登録しすぎも禁物
それではなるべく多くの転職エージェントに登録することが得策かといえばそうともいえません。
確かに多くのエージェントに登録することで、多くの情報にアクセスできますが、実際には各エージェントとのやりとりや、求人情報のスクリーニングなどのことを考えれば、通常であれば3~4社程度がちょうど良いところでしょう。
転職サイト大手のリクナビNEXTの調査によれば、転職エージェント利用者が登録したエージェントの数の平均2.1社であるのに対し、転職に成功した方の平均は4.2社となっています。
このサイトでも大手の総合型エージェントに加え、業界特化型のエージェントもたくさん紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!