ブラック企業に転職・就職したいなら知っておきたいコト

世の中にはさまざまな人がいます。

一般的には「良くない」「嫌だ」と思われているようなモノやコトを進んでやる人も一定数存在するのがこの世の不思議です。

ブラック企業に入りたいみなさんへ

価値観はひとそれぞれ

例えば人前で裸になることは、普通であれば「恥ずかしい」行為ですが、進んでこの行為を行い「気持ちいい」と思う人もいます。

ちなみにこの行為は「やられたらすごく嫌だ」と思う人がたくさんいるので、日本では見つかると一定期間世間から隔離されることになっています。

また、知らない遠くの国の人にお金をあげることは、普通であれば「まっぴらごめん」な行為ですが、進んでこの行為を行い、みんなから「すごい」と言われる人もいます。

このように、一般の人とは真反対の行為に喜びを見いだす人がいる以上、悪名高いブラック企業に入りたい人もきっとどこかに存在することでしょう。

ブラック企業の求人を見つけるには

昨今では、ブラック企業に入りたくないという普通の人々のために、わざわざブラック企業と関係ないひとたちが、「ブラック企業ランキング」を作ってくれています

でもそのランキングに入るような企業は、なぜかどっちかというと入りたくても入れないような大企業が多いので、ここではあまり参考になりません。

それよりも身近で、入りやすい手頃なブラック企業を見つける方法はないものでしょうか。

あります。

というかすごく簡単です。

なぜならば、ブラック企業はすぐに人がやめてしまうので、ほとんど年中いつでも求人をかけているからです。

一般的に求人が増加するといわれている3月~4月や9月~10月以外の時期でも「大量採用中」であれば要チェックです。

さらには応募の条件がむやみに低く、「経験不問」「学歴不問」「年齢不問」だいたいのことが「不問」でむしろ「未経験歓迎」なところがほとんどです。

これらの条件に加え、会社案内などに「実力主義」「成果主義」といった下克上上等の社風を示す文字があれば、かなりの確率でブラック企業を見つけ出すことができるでしょう。

この場合、給与に占める歩合や成果給の割合が高いため、想定年収が300万~700万などとやたら幅広いことも併せて確認しておきましょう。

そもそもブラック企業率が高い業界の求人を狙う

前項までのチェックポイントに加え、そもそもブラック度が高くなりがちな業界を選択することでより容易にブラック企業は選別することができます。

代表的な業界としては、建築、不動産、飲食、IT、クリエイティブ系などがあげられますが、「ノルマ」や「長時間労働」がデフォルトな業界でありさえすれば、問題なくブラック度が高い業界といえるでしょう。

気の持ちようでどんな企業もブラック企業に!

考えにくいことですが、もしここまでのチェックポイントを参考にしても、不幸にもブラック企業へと入社できなくても心配はありません。

どんな会社であれ、考え方次第ではブラック企業になりえます。

できるだけ興味ない職種を選び、いやいや仕事をするマインドさえあれば、残業が一切なかろうが、福利厚生がどんなにしっかりしてようが、それはその人にとって立派なブラック企業といえるでしょう。

逆に言えば、普通の人から見れば120点満点のブラック企業であっても、泊まり込み上等で好きな仕事と結婚しているような状態に幸せを感じる人にとっては、その企業はホワイト企業なのかもしれません。

自分自身の価値観で判断を

世間一般で「ブラック企業」といわれているような会社でも、仕事にやりがいと誇りを感じて働いている人がいることも事実です。

仕事選びで大切なことは、やはり他人の価値観ではなく、自分の人生にとって何が優先順位なのかをしっかりと考え抜き、ブラック・ホワイトなどというマスコミが作ったイメージに惑わされず、自分自身の眼で企業を選ぶことといえるのでしょう。