転職活動をするのに適した時期は1月~3月といわれています。
その理由は、1年の中でこの時期が転職市場において、最も求人が増える時期だからです。
具体的には、年明けの1月から求人数は増え始め、3月にピークを迎えます。
【メリット1】ボーナス退職で求人が増える!
この時期に求人が増える理由の第一は、12月にボーナスをもらってから退職しようという人が多いからです。
その欠員補充という意味での求人の増加です。
また、それ以外にも1年の終わりでキリがいいという理由で12月いっぱいでの退職を選ぶ人も少なくないため、同じボーナス後退職の7月前後と比べても退職者の数は多くなりがちです。
さらに、4月は新卒入社があるのに加え、人事異動の多くなる季節でもあるため、人員の再配置にあわせて求人をかけるという意味合いもあります。
その他にも、企業の内部事情とてして採用人数の年度計画が決まっていて、まだ採用枠にあまりがある場合、3月の年度末までに採用するという動機が働く場合もあります。
言い方は悪いですが、予算消化のための年末の道路工事のようなものです。
【メリット2】意外とライバルが少ない!
求人自体は増え始める1月ですが、意外と転職活動をスタートさせるライバルは少ないものです。
理由としては、年末年始は仕事もプライベートも忙しいことが多いので、それが一段落する2月くらいから動き始める人が多いようです。
逆に年明けすぐに動き出すことで、豊富な求人に少ない応募者という買い手市場の中で勝負することができ、転職に成功する可能性が高まるわけです。
【メリット3】しっかり教育してもらえる可能性が高い!
企業にとって4月は、新しい人員を多く迎え、新体制で仕事をスタートさせることが多い時期といえます。
したがって、新人や新しい部署についた人へ仕事の教育などをする時期でもあるという認識があります。
その結果、研修などの教育スケジュールが組まれ、比較的丁寧に仕事を教えてもらいやすい時期となります。
これが年度途中の中途半端の時期の、しかも緊急の欠員補充だったりする場合には、まともな引き継ぎすらなく仕事をふられてしまうことも珍しくはありません。
新しい環境に馴染むだけでも大変なわけですから、仕事の進め方はしっかり教えてもらえるにこしたことはないですよね。
1月に転職活動を始める3つのメリットまとめ
このように求人数が増え始め、ライバルも少なめの1月は、転職活動をスタートさせるのには絶好のタイミングといえます。
みなさんも、お正月ボケのライバルを尻目に、転職活動のスタートダッシュを決めて最高の1年にしてみてはいかがでしょうか?