今の会社にずっといるつもりはない、でもすぐに転職する気もない。
こんなことを考えている方は少なくないはずです。
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転職するなら早く行動するに越したことはない
例えば、
- 今の会社では将来が知れている。
- 自分の力が今の会社以外でも通用するのか試してみたい。
- 学生時代から憧れていた仕事にやっぱりチャレンジしたい。
などの理由で転職を考えている場合、特に転職することに緊急性はないためどうしても今の職場での安定した環境捨てて、リスクを取ってまで転職に踏み切ることは中々できないのが、人間心理というものでしょう。
しかし、頭で考えているだけでは何も状況は変わらず時間だけが無駄に過ぎていきます。
職種にもよりますが、転職市場の大原則は「若いほど有利」です。
ちなみに、少し前の数字ですが、転職エージェント大手のDODA(デューダ)の調査によれば、2013年度の初めての転職する人の転職成功率は、
29歳以下 74.1%
30歳~34歳 41.6%
35歳以上 23.0%
となっています。
とはいえ、緊急の動機付けがない状態で、転職という大きなアクションをおこすのは、なかなか大変なことも事実です。
小さなことでも具体的行動を起こすことが大事
そこで、まず一歩目の行動として、気軽に登録できる転職サイトに登録してみてはどうでしょう。
転職活動に使えるサイトは、大きく転職(求人)サイトと転職エージェントに分かれます。
転職(求人)サイトとは
転職(求人)サイトは、基本的に自分個人で転職活動を進めていくためのサイトです。
登録をすることでさまざまな求人を探したり、自分が登録した条件に合う求人をメールで知らせてくれたり、登録した職務経歴書などをみた企業からスカウトのメールが来ることもあります。
転職エージェントとは
一方、転職エージェントはエージェントに在籍する転職コンサルタントと直接面談した上で、エージェントが持つ求人の中から条件に合うものを紹介してくれるサービスです。
転職エージェントのメリットは、通常の転職(求人)サイトには載らないような非公開求人が多くあることと、転職コンサルタントが履歴書や面接でのアピール方法から、今後のキャリアアッププランまで、さまざまな相談にのってくれることです。
デメリットとしては、転職エージェントは企業に求職者を紹介して、転職が成功した場合にのみ報酬が発生する仕組みのビジネスであるため、「いつかそのうち転職を」という方には利用しづらい点です。
その点、転職(求人)サイトの方は自分のペースで利用することができ、また転職市場のリサーチ目的で利用することもオッケーなので、とりあえず登録しておくだけでも問題ありません。
自分のキャリアの棚卸しもかねて職務経歴書を作成するつもりで登録しよう
登録といっても、メールアドレスと名前だけを入力すれば終わりというわけではありません。
転職サイト業界最大手のリクナビNEXTの場合であれば、最低限でも
- 現住所
- 希望勤務地
- 現在、または直前の年収
- 最終学歴
- 経験した職種・職務
- 語学・資格
- 転職意欲
は入力して登録することが推奨されています。
面倒なようにも思えますが、この作業自体が転職活動に必須の職務経歴書を作成するベースにもなりますし、特に初めての転職であれば自分の今までの経歴や経験を書き出すこと自体が自分のキャリアを客観的に見直すきっかけにもなり、非常に意味のある作業となるでしょう。
ちなみに、この入力内容を見て(※個人情報の部分以外)企業から、求人のオファーやスカウトのメールがくるため、自分の転職市場での価値を計るためにもしっかり記入しておきましょう。
全部入力しても30分~1時間程度ですが、大変であれば、何回かに分けて入力することも可能です。
今すぐではないが近い将来転職を考えているのなら、とりあえず転職サイトに登録しておこう まとめ
転職サイトに登録するという小さいけれども、具体的行動の第一歩はあなたの転職を現実のものにする後押ししてくれるはずです。
また、実際に転職スケジュールを立てる決断ができたあかつきには、非公開求人があるため、より求人数の多い転職エージェントを利用するのが、ベストでしょう。
この記事を参考に、転職への第一歩を踏み出して頂ければ幸いです。