初めて転職をするのであれば、さまざま不安が出てくる一方で、具体的に何から手をつけていけばよいのか分からない方も、多いことでしょう。
ここでは、人生の大きな転機となる初めての転職に臨むにあたって考えておかなくてはならないことをお伝えしていきます。
なぜ転職をするのか整理しておく
転職を考えるにあたって、転職する理由はさまざまです。
現在の会社に何か不満があるのか、それともさらなるキャリアアップを目指して転職をするのか。
いずれにせよ、その理由をきちんと整理しておかなくては、次の転職先の希望条件を明確にすることはできません。
転職する理由や、そこから導きだされる転職先の希望条件をはっきりさせておかないと、そもそも意味のある転職活動はできません。
もちろん、全ての条件を満たすような理想的な転職をすることは簡単ではあたませんから、希望条件の中でも優先順位や妥協できる点も考えておくことが必要です。
徹底的に自己分析
転職活動に入る前に、自分自身のこれまでの経歴や経験を整理することは必ず必要です。
転職活動では、いやおうなく自分自身の労働市場での価値と向き合うことになります。
目に見える年齢・性別・職歴・資格などといったものに加え、対人コミュニケーション能力や熱意などの総合力の勝負です。
自分自身の売りや強みどこにあるのかしっかりと整理分析した上で面接でアピールできるようにしなければなりません。
また、特に初めての転職であれば人生の大きな転機となります。
最初の就職で希望の業界などに妥協してしまい、本当にやりたかった業界への再チャレンジをする方もいることでしょう。
日々の仕事に追われていると、なかなか自分のことをじっくり見つめ直す機会はありません。
転職活動は自分の人生について、立ち止まって見つめ直す貴重なチャンスでもあります。
その結果、転職先の業界や希望条件を変更する必要がある場合も出てくるでしょう。
転職サイトで情報収集
現在では転職活動に必要な情報収集のほとんどをインターネット上の転職サイトなどで行うことができるようになってきています。
もし、転職をする時期がある程度先だとしても、まずは、そのような転職サイトにいくつか登録しておきましょう。
その理由は、転職サイトに登録するとWEB上で履歴書や職務経歴書を入力することができ、その内容に興味を持った企業などから転職のオファーがくる場合もあるからです。
少なくとも自分の職歴や経歴が、どのような企業にどの程度興味をもたれるのかを知るだけでも、転職活動の方針を決める上で大きな助けになります。
また、希望すれば無料で転職コンサルタントのアドバイスを受けることができる場合もあります。
自分だけで客観的な自己分析をするのは実際には難しいことですし、そもそも自分がどんな企業に転職したいのかすら、自分だけでは分からないということも珍しいことではありません。
そんな時には転職コンサルタントに相談してみることで、解決できることも多いでしょう。
その後の転職活動でも、企業との間に経って最後までサポートしてくれますので、利用させてもらう価値はあるでしょう。