転職活動を始める前にやっておくべきこと

転職活動を具体的に始めるにあたっては、転職活動の途中で迷ってしまわないように、しっかりと自分の中で、転職活動の方針の軸となるものを固めておくことがとても重要です。

転職活動を始める前にやっておくべきこと

なぜ転職したいのか徹底的に考え抜く

転職を考える方の中には、やりたいことが明確で、なぜ転職したいのかがはっきりしている方もいれば、そのあたりがもやっとしている方もいることでしょう。

特に、今の職場になんらかの不満があって、そのことが転職したい理由のメインになっているような場合には、今現在の職場で改善することができるようなレベルの問題である場合、今すぐ転職することは長い目で見てキャリアプラン上のマイナスになる可能性もあるからです。

かといって、キャリアプランだけで転職先を選ぶと、年収アップと引き換えに全く自分の時間や、家族との時間が持てなかったり、能力以上の成果を求められて体や精神を病んでしまったりということも起こり得ます。

転職は人生の大きな転機となるイベントですから、自分の職業生活という枠だけにとらわれずに、5年後、10年後の自分のありたい姿を考え、より高い視点の「ライフプラン」を軸とした転職活動が望ましいでしょう。

考えるだけなく書き出してみる

これらの転職したい理由や、将来ありたい姿は頭であれこれ考えるだけでなく、実際に紙に書き出してみることが重要です。

文字にすることで、自分の考えを整理し、客観的に見ることができるので、転職したい理由がなんとなくもやっとしていた方も、そもそも今転職すべきなのか、転職するとしてそのことでどんなもの得たいのか、がはっきりするでしょう。

自分の人生の棚卸をする

将来ありたい姿をはっきりさせるには、自分のこれまでの人生の棚卸が必要です。

転職活動において、まずは、「自分のキャリアの棚卸」とはよくいわれることですが、ライフプランを軸とした転職活動をするのであれば、キャリアだけでなく、より深い「自分の人生の棚卸」が必要です。

高校、大学、会社などどのような理由でそこを選び、どのようなことを成し遂げてきたのか、あるいは成し遂げられなかったのかを細かく書き出すことで、好きなこと嫌いなこと、得意なこと不得意なことが見えてくるはずです。

また、客観的な評価として周りの人に自分の性格や向き不向きについての意見を聞いてみるのもいいでしょう。

その上で将来ありたい姿に、いつまでにどうなるというスケジュールも立て、いわばライフプラン年表を作ってみると、より今回の転職で達成したいことも明確になることでしょう。

転職は自分自身の過去と未来をじっくり考えるまたとない機会です。

しっかりと自分と向き合って、後悔の無い転職ができるようにがんばりましょう!