30代元営業職男性が転職失敗から学んだ話

私は大学を卒業して新卒で入社して以来、10年近く飲料メーカーの外回り営業の仕事をしていました。

もともと人とのコミュニケーションは好きなほうだったので、営業の仕事自体は苦になりませんでした。

しかし、非常に勤務時間も長く、終電近くまでの残業は当たり前の日々で、休日出勤も多く、自分の時間がほとんどありませんでした。

たまの休みの日でも学生時代から趣味のフットサルする気力も起きず、仕事でのストレスを解消することができていませんでした。

そこで、30代になったのを機に、思い切って転職することを決心しました。

30代元営業職男性の転職失敗体験談

最初の転職先は住宅施工会社の営業職

インターネットで休みが多いところを条件に転職先を探すと、年間休日が多い住宅施工関係の企業が見つかったので、営業職で応募しました。

何とか面接に合格することができ、入社したのですが働いてみるとすぐに、実際には休日がほとんどないことを知ることになります。

インターネット上で記載されていた休日日数はあくまでも所定の休日日数で、実際には前職同様に休日出勤当たり前の会社で、後悔ばかりが残る転職となってしまいました。

思い切って転職してみたものの、結局これでは何も状況は変わらず、転職に失敗したことを認めざるをえませんでした。

その後、求人広告に偽りの情報を掲載しているような、企業に長くいる必要もないと考え、半年ほどして私は再び転職することにしました。

事務職転身は難航

前回の失敗の反省をもとに、今度は、もっと慎重に求人を探すことにしました。

求人情報を信じすぎないようにじっくりと情報を見極めながら転職先を探しました。

そもそも営業の仕事自体、十分な休日を取ることが難しい業種であると考え、今度は事務系の職種に絞って応募しました。

営業の仕事に比べると求人数も少なく、20社以上の面接を受けてやっとなんとか納得のいく企業の経理部門に転職することができました。

転職先はメーカー系の中小企業で、給料は安いのですが休みが多くて、休日に趣味を楽しむ余裕もあります。

以前の転職は失敗に終わりましたが、その経験を生かして転職に成功することができましたので、最初の失敗もいい勉強だったと今では思います。

あまりに都合の良い求人は疑うべき

失敗の原因は、給料も高くて休日も多いところを探したことだと思います。

そんな都合の良い求人は少なく、あったとしても疑った方がよいことがわかりました。

今の給料には決して満足していませんが、休日がしっかり取れることが一番重要だと考えているので総合的に満足しています。

今では、趣味のフットサルを休日に楽しんでいて、仕事のストレスを発散できています。

しっかりとリフレッシュして仕事に臨めるので仕事にも良い効果をもたらしています。

これからは、簿記の資格なども取ってスキルアップしていこうという意欲もでてきました。

いろいろと大変でしたが思い切って転職に踏み切って今では本当に良かったと思っています。